Lluis Masriera y Roses ルイス・マスリエラ・ロゼス　花のエナメル　トランジションスタイル　ブレスレット　ダイヤモンド　18k ゴールド　　

スペインを代表する宝飾家、ルイス・マスリエラの

美しい花のエナメルのブレスレットをご紹介します。

一つ一つのパーツが大変美しい作品です、

押し花のような平面的なデザインながら、

パーツ全面に花や葉がスルスルと伸びて行くような動きのある構図です、

茎や葉の先端がくるりと巻かれた、独特のうねりを持つ植物のデザイン、

ホワイトとシックなブルーグレーの艶のあるエナメルで表現されています、

金細工の上を光が走ると植物の輪郭がはっきりと浮かび上がり、

所々に留められているダイヤモンドと相待って

リュクスな輝きを放っています。

スタイルはアール・ヌーヴォーとアールデコの両方の特徴を感じさせる

過渡期の魅力的なトランジションスタイルです。

クラスプ部分の彫金も全体の雰囲気にあるデザインです、

カチッと綺麗に留まります。

また、このブレスレットはとても面白い作りをしています、

実はパーツは全て透かし細工でできており、

黒く見える部分は布なのです、

黒い布に17個のパーツを交互に通してブレスレットになっているのです。

取り外し可能な作りですので、黒い布は他の布に変えることもできます。

土台が布ですから、しなやかに手首に沿いますし、

サイズ変更をしたい時もパーツを外すだけですから簡単です。

透かしの作りであるのに、18kで重さは50gもあります。

50gというのは重めのゴールドロングチェーンと同じくらいの重量ですから、

いかに、このブレスレットの作りが素材の面からも贅沢であるかを感じて頂けると思います。

あまりの美しさに思わず、うっとりしてしまいます。。。

ブレスレットは18.8cmのサイズですが、

パーツを取り外してサイズ変更ができます。

ご相談くださいませ。

ルイス・マスリエラ・ロゼスは　1872年　バルセロナ生まれ、

マスリエラの一族は19世紀初期より代々金細工師の家系でルイス・マスリエラは三代目になります、

ルイスには4人の兄弟がいましたが、彼は傑出した才能を持っており、

15歳の頃から家族の工房で働き始め、

1912年に父親がなくなると、ルイス・マスリエラは他の兄弟とともに

ファミリービジネスを手がけるようになります。

ルイスは金銀細工師であると同時に、

画家、舞台美術家、脚本家、舞台演出家、でもあり、

彼はバルセロナ、サラゴザ、マドリード、パリ、ブエノスアイレス、

サンフランシスコにおいて、金銀細工師かつ芸術家としての展示も行う

多彩な芸術家でした。

特に、1900年以降、パリのルネ・ラリックの作品に大きな影響を受けたのちは、

新たに発表したコレクションも大成功を収め、

20世紀初期のスペインで最も重要なジュエラーとなり、

アール・ヌーボー様式の宝飾美術家として世界的に認識されるようになりました。

今日彼の宝飾品は非常に高く評価されています、

その一例として、1970年にはジュネーブでマスリエラの作品を集めたクリスティーズ主催の

オークションが開催されました。