Auguste Perette アンピトリテ エナメル ペンダント&ネックレス
見事なネオルネッサンススタイルのゴールドネックレスです。
美しい鎖をゆったりと繋いだエスクラバージュスタイルのネックレスで
左右に2つのブレッサンのエナメルのメダルと
中央にはエナメル細密画の取り外しできるペンダントが付いています。
エナメルペンダントのエナメル細密画はクオリティが大変高く作りも素晴らしいです、
テーブルカットのダイヤモンドが5つと、
おそらくビルマ産の小さなルビーが7つセットされています。
エナメル細密画は緻密で美しい仕上がりで
アンピトリテが貝殻に乗って従者を伴って航行している愛らしいモチーフが選ばれています。
ペンダントはエスクラバージュネックレスから外せるようになっており単独でも着用できるようになっています。
鎖を繋いだエスクラバージュネックレスとエナメルペンダントは制作年代が異なり、
エスクラバージュネックレスは1830年〜1850年頃、
エナメルペンダントは1870年〜1880年頃になります。
恐らく、このエナメルペンダントを制作したオーギュスト・ペレットが顧客の要望で、
エナメルペンダントを古いネックレスにセットできるように手を加えた可能性があります。
結果は大変良く、サイズもぴったりに収まっていますし、
エスクラバージュネックレスと身につければ華やかな印象になりますし、
ペンダント単独でもお使いになれてコーディネートの幅も広いと思います。
ブレッサンのメダル。
エナメルやカラーガラスで飾られて可愛いです。
このメダルはエスクラバージュネックレスと一緒に作られたもので
年代は1830年〜1850頃になります。
三種類のデザインの繊細なチェーンがゆったりと胸元を飾ってくれるネックレスになります。
輪に通して使うタイプのクラスプです。
繊細で華やかチェーンと一緒にネックレスとして、
また、取り外して単独でもお使い頂けるペンダントです。
エナメルペンダントを製作したジュエラーであるオーギュスト・ペレットはフランスで活動しており、
彼の店はパリのフェルディナンド通り11番地にありました。
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比較資料:ベアトリス・チャドゥール=サンプソンとサンドラ・ヒンドマンの著書
『The Ideal Past : Revival Jewels』(2021年)のn°13に、
このペンダントと同じスタイルのオーギュスト・ペレットによるネックレスが掲載されています。