WIESE 東洋趣味 ドラゴン シルバー オパール ブローチ
WIESEによる東洋趣味のドラゴンを題材にしたシルバー製ブローチです。
WIESEといえば、ネオルネサンスやネオゴシックなど重厚で格調高いデザインが多いことで知られます。
ドラゴンモチーフもどちらかというとシックにまとめられることが多く、
こうした丸みを帯びた愛らしい表情のドラゴンはWIESE作品の中でもとても希少です。
龍は円環状にとぐろを巻くように立体的に造形され大きな顔が正面に迫る力強い表情を見せます。
角、長い髭、鱗の彫り込みまで丁寧で彫金による陰影だけで躍動感が生まれているのが見どころです。
立体的な作りでありながら、ところどころに東洋絵画の平面的な感覚も感じられます。
目には小さなカボションオパールがセットされ、光の加減で遊色のニュアンスがふわりと浮かびます。
裏面にはWIESEの刻印が入っています。
コンディションも全体的に大変良好です。
「龍と雲」「雲龍図」
曾我蕭白 1730–1781
江戸時代 1763年
ボストン美術館

伝 陳容(1235–1262年以降に活動)
《十一龍図》
明時代、15世紀? 紙本墨画、中国
フリーア美術館


過去に販売した参考作品
LOUIS WIESE ヴィエーズ 中世のドラゴン 古文書 ゴールド ブローチ