LOUIS WIESE ヴィエーズ 中世のドラゴン 古文書 ゴールド ブローチ
中世の古文書に描かれる神秘的なドラゴンをモチーフにしたWIESEのサインドピースのブローチ、
古文書に描かれたグロテスク模様のドラゴンが本の中から輝きながらゆっくり出てきたような美しい作品は
手のひらに乗せて眺めていると、古文書の世界へ誘われるのを感じます。
グロテスクと呼ばれるこの怪奇な動物の装飾は、中世の修道士達によって羊皮紙に描かれた写本や彫刻などに登場します。
印刷のない時代に本は手書きで時間をかけて描かれていましたので、
教会が作る写本は高貴な方や富裕層のみが触れることの出来る高価なものでした、
このような写本の製作も修道士達の重要な仕事の一つで、貴重な羊皮紙ですので書き間違いは許されず、
一文字も間違いのない美しい写本からは研ぎ澄まされた精神が伝わってくるようです。
写本に登場するグロテスク模様はアンティークジュエリーの中では珍しい題材で、あまり見たことがないように思います、
中世の香り漂う素敵な題材、素晴らしいデザインのサインドピースです。
金の表面は艶消しで内側から発光するようなほんのりとした輝きを放っています。
ドラゴンの体をアカンサスの葉と蔦が囲むデザインは中世の写本や彫刻等よく見られたデザインです。
力強い鉤爪を前方に突き出し、下半身はアカンサスの葉に姿を変えています。
WIESEのサイン入り。
WIESE は19世紀で最も偉大なジュエラーの一人に数えられています、
幻獣モチーフのアンティークゴールドブローチはキメラやグリフィンなどが見られますが、
中世のドラゴンを模したものは大変珍しいと思います。
ぜひ、お問い合わせくださいませ。