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古代ローマ1世紀〜2世紀 セラピス ニコロ インタリオ リング 指輪

古代ローマ1世紀〜2世紀  セラピス ニコロ インタリオ リング 指輪



横顔のセラピス神をモチーフにした古代ローマのインタリオがセットされたリングです。

大変緻密で美しい彫りのインタリオ がセットされており、

粘土に押すと緻密な彫りを楽しむことができます。


アレクサンドリアにはセラぺウムと呼ばれる大きな神殿があり、

そこに祀られていたのが、今回の指輪のモチーフになっているセラピスです。



セラピスはヘレニズム世界において、古代エジプト人の宗教と、

新しい古代ギリシャ人支配層の宗教の統一を図る為、

双方から崇拝されるようにと、試行錯誤しながら作られた守護神なのでした。



セラピス神がどのようにして生まれたのかというと、、、

諸説ありますが、






冥界の王オシリスは死後の世界を司る神、ナイル川の氾濫や

月、王権と関連づけられる複雑な性格を持った神で

古代エジプト人には絶大な人気があり、、、






また、聖牛アピスも古代エジプトで最も崇拝されていた神聖な動物の一つでした

頭には太陽円盤と聖蛇ウエラウスが飾られています、


ある一定の条件をクリアした牛 !は

母牛と共にアピス神殿に連れて行かれて大切にされ、

死後はミイラにされて宝石をちりばめた姿で

手厚く埋葬されていたようです。


古代エジプトで人気のあった冥界の王オシリスと聖牛アピスを合体させた神が

オシリス=アピス、オセラピスとして守護神になり、

発音上の理由で、ギリシャ人によってセラピスと呼ばれるようになったのです。









プトレマイオス4世  イシス&セラピス  テトラドラクマコイン


古代エジプト人は動物の姿をした神を崇めましたが、

古代ギリシャ人には、動物の神は受け入れられなかった為、

セラピスの姿は、冥界の王オシリス=冥界の王ハデスとして、

古代ギリシャ風の男性の姿に落ち着きます、

その関連か、セラピス神の足元には冥府のケルベロスの姿が表現されていることもあります。






初期のセラピスの頭上には

オシリスが身につけていたアテフと呼ばれる冠が飾られていることがありますが、

目立ちにくかった為か、冥界の王ハデスが被っている死者の国のシンボル、

モディウスという大きな帽子へとより変化して行きます、



大きな帽子のモディウスは穀物を測ることができる為、

セラピス神に豊穣神としての性格がさらに強まったり、

この帽子が冥府へ通じていると言われていました。


セラピス神は様々な神の属性を持ち、

オシリスの冥府の力、聖牛アピスに関連する太陽の力、

死と再生という、人々が関心を寄せる力も司っており、

考え抜かれて作られたセラピスは古代ギリシャ世界にて重要な神になるのです。







古代ギリシャの最高神にも妻がいることもあり、

オシリス神の妻イシスもアフロディーテやデメテルと同一視されたりして

崇拝されていきます。

イシスは自然と美、魔術の女神です。







古代エジプト神話では重要な女神で

テト神に殺されたオシリスを復活させた為に、

オシリスがハデスのような冥界を司るの王になったのです。





Harpocrates 沈黙の神 ハルポクラテス 二コロインタリオリング


オシリスとイシスの息子ホルスは

古代エジプトにおける子供を意味するヒエログリフの

指に口を当てた姿で表されていましたので、

そこを古代ギリシャ人に誤解され

沈黙と秘密を司る神、ハルポクラテスとして崇められました、、、

また、影響を受けた古代ギリシャのクピドも

口に手を当てた姿で表されることがありました、、

などなど、関連する話は尽きません、、、。


古代ギリシャにおいて重要であったセラピス神ですが、

古代ローマでも人気を博し、古代ローマ時代にもインタリオ が制作されているのです。





このインタリオ を粘土に押した画像です。

大変力強く緻密な彫りが施されていることがわかります。

目鼻立ちがはっきりした凛々しい顔立ちのセラピス神の表現です。




メトロポリタン美術館所蔵 セラピスのインタリオ 


こちらもセラピス神がモチーフのインタリオ ですが、

今回ご紹介しているインタリオ の彫りが大変優れていることを感じて頂けると思います。





古代のセラピス神の大理石像
















今回ご紹介しているリングと同じタイプのデザインの古代ローマのリングになります。



今回ご紹介しているリングにセットされているインタリオ は古代ローマ1世紀〜2世紀のものになりますが、

リングは古いものの、はっきりとした年代は分かりません。

このリングは歴代の持ち主にとても愛されていたようで

沢山着用されており、古代のリングと断定するのに十分な経年が残っておりませんでした。

ただ、スタイル自体は上の例であげたように古代のものですし、

セッティングも大変難しいセッティングで、本物の古代のジュエラー、

もしくは

19世紀のヴィエーズのような古代ジュエリーを徹底的に研究したようなジュエラーができるセッティングになります。


金は18kもしくは18k以上のハイキャラットゴールドが使われており、

大変純度の高い金でできたリングです。






 

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国 名
古代ローマ
年 代
インタリオ 1世紀〜2世紀 リング不明
素 材
ニコロ 18k〜22k
サイズ
18.7g 1.5cm 約21号
コンディション
素晴らしいコンディションです。

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