今までに見た事がないような見事な立体感の彫金のリングです、
繊細かつ大胆でまるで3Dのように手前に迫り出してくるような迫力を感じます。
あまりの美しい彫金に固い金に彫り込んであることが信じられないような美しさで、
職人の優れた技術とセンスが伝わってきます、
写真では美しさが全く伝わっておりませんので是非実物を手に取って頂きたい作品です。
モチーフは鹿と狐、狩猟に使う道具が細かく丁寧に彫り込まれており、
当時の上流階級の趣味であった狩猟を表現したリングです。
当時、狩猟は社会的地位や権力の象徴として非常に重要な活動でした。
この時代、狩猟は単なる食料確保の手段を超え、貴族階級の娯楽、
スポーツ、さらには社交の場としての役割を果たしていたのです。
狩猟は、貴族たちが自らの勇敢さや技術を示す機会であり、
また、他の貴族との関係を深めるための手段でもありました。
狩猟シーズンには、多くの貴族が自らの領地や友人の領地に集まり、
狩猟パーティーを開催して、社交シーズンのハイライトにもなっていました。
狩猟は貴族の必須の嗜みでしたので、狩猟をモチーフにした美術作品が多く残されており、
アンティークジュエリーにも狩猟をモチーフにしたものがみられます。
狩猟モチーフのアンティークジュエリーの中でも、
このリングは今までに見た事がないような特別なもので、
かなり深くて立体的な彫金であることから
他の人とは違うジュエリーを好む貴族からのオーダーであったことが伺えます。
ベゼルには鹿の頭と仕留めた鳥などをいれて肩から下げるバックが彫り込まれています。
キャストではなく手彫りで細かく仕上げられていますので、
細かな部分の仕上がりも見応えがあります。
左右のシャンクは狐の頭と下には狩猟で使う道具がそれぞれ彫り込まれています。
銃剣、ガンパウダー入れ、槍、ラッパなどが細かく表現されています。
メンズリングですが、サイズがあえば女性が身に付けても素敵です。
リングサイズを変更することなくサイズの微調整が可能ですので、
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