18世紀後期 美少年アンティノウス アゲート カメオ リング 指輪
美術館に収蔵されているような古代の彫刻作品がカメオに姿を変えたような古典的な雰囲気が大変美しいリングです。
鼻筋の通った横顔、少し長い巻き毛の髪、美しい胸元、、、
この美しいカメオのモチーフは西暦130年にナイル川で命を落とした伝説の美少年アンティノウスでしょう、
このカメオ自体は1800年頃に作られた作品ですが、1792年〜1793年にハドリアヌス帝のヴィラから発掘された
アンティノウス像に着想を得たものと思われます。
美少年であったアンティノウスはハドリアヌス帝のお気に入りで死後に神格化され当時の彫刻作品が残っています。
使われている素材は2層のアゲートです、地の色はベージュがかった黄色系で、それを生かして
石の白い部分が浮き上がるように彫り上げられています。
バチカン美術館収蔵 アンティノウス像
1792年〜1793年に発掘されたアンティノウス像は現在はバチカン美術館に収蔵されています。
アンティノウス像は表現の幅が広く、頭に蔦の冠や蓮子などが飾られていたり、
組み紐で髪がまとめられていたり、または何も頭につけていない場合もあります。
アンティノウス像
リングも当時のオリジナルの作りです。
味わいのある美しいシャンクのデザインです。
サイズ変更可能です。
カメオは身につけられる彫刻作品であることが魅力ですね、
立体感を感じさせる美しい彫りですが、厚みは控えめですので、
ぶつける心配もそこまで必要ないかと思います。
美少年アンティノウスがモチーフでとても珍しい美しいカメオリングですので、
ぜひ、お問い合わせくださいませ。