17世紀 紋章リング De Brommer 家
17世紀の美しい紋章リングです。
貴族はこのように家の紋章をリングとして彫り、自身の印として身につけていました。
通常、現存している紋章リングは19世紀、20世紀のものが殆どですから、
17世紀の紋章リングは例外的に古く、大変希少なものです。
この紋章リングは調べたところ、 De Brommer 家 のものでした。
De Brommer 家は、オーストリアに始まり、ハンブルグを経て、ボルドーへ移動しています。
盾型の紋章の土台の上には兜が彫られ、紋章自体は3本の小麦と左右の2つの星で構成されています。
金は22kのハイキャラットゴールドで、時を超えた磨耗により金の質感は大変味わい深いものとなっており、
マットゴールドにするためにつや消し加工が施されたアンティークゴールドジュエリーがありますが、
それとはまた違った良さがあり、少ししっとりとした独特の質感を感じます。
とても上品な佇まいのリングで、毎日でも使えるような使い勝手の良さがあります。

指輪を粘土に押した画像です、
僅か、1.1cm×1.4cmの大きさのベゼルに細かく紋章が彫りこまれており、
クオリティの高い彫金です。


〜17世紀当時の男性の肖像画〜
このような古いリングを所有し、この指輪の持ち主を想像するのは楽しいひと時で、
アンティークジュエリーの醍醐味の一つでもあります。




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大変古い指輪ではありますが、サイズ変更は形状から可能です。