ペルシア カリグラフィー インタリオ リング
19世紀、ペルシアのコーネリアンのインタリオリング。
カリグラフィーが細く滑らかな曲線で全面に彫り込まれていますが、これは太い直線を彫りこむより、
とても難しいことで、美しく仕上げるのは、至難の技です。
拡大写真ですと、大きく荒く見えてしまいますが、実物は1.5cm×1.7cmの小ささで、
細い線が隙間なく彫り込まれており、神秘的で静かな美しさに溢れています。
この美しいカリグラフィーの意味は分からないのですが、
おそらくコーランの一節か何かだろうと思われます。
コーネリアンの赤は血を意味すると考えられ、怪我をした時の出血を防いだり、
サソリから身を守ると考えれられ、身を守る石として好まれました。
作品動画