1450年頃 シルバー メンズリング
1450年頃のフランスの大変希少なシルバーのメンズリングです。
パリのクリュニー美術館に同タイプの作品が収蔵されており、
美術館級のリングになります。
ほぼピュアなシルバーで金属の質もよく、全体的に摩耗し、
滑らかで大変気持ちの良い触り心地をしています。
横長の8角形のベゼルにはイニシャルDJと商人のマーク、そして、中央の丸に十字が刺さったような装飾の
インペリアルグローブが彫り込まれています。
とても大きなサイズで26号〜27号もありますが、これは手袋の上から身につけたか、
体格の良い人が身につけていた為でしょう。
身につけることが出来なくても、側に置いたり、手に載せるだけで感動が伝わってくる宝物です。
深く感動するには、その時代の事を知る必要がありますので、
この指輪が作られた年代について興味を持って調べると、とても面白いと思いますので
興味のある方は是非調べてみてください。
本来ならは美術館のガラス越しでしか見る事のできないような希少な指輪ですが、
こうして手にとることが出来るのは幸運で幸せなことなのです。
15世紀の夢を見る事が出来る素晴らしい指輪です。
15世紀の同タイプの指輪の資料と見比べましたが、
この指輪は大型で形もよく、金属の質もよく、ベゼルにはイニシャル、商人のマーク、
インペリアルグローブも彫り込まれており、大変質の良い指輪です。
同年代のシルバーリングを収めた類似作品の資料です。
指にはめて、こうして押して使いました。
指輪のフープの側面がキリッと面取りのような装飾が施されているのが綺麗な作りです。