ビザンチン シルバー リング 聖職者の指輪
ビザンチンの迫力あるシルバーギルトリング。
7世紀〜11世紀のとても古いリングですが、丸いベゼルやシャンクのデザインが
今見ても、とてもお洒落で格好いいデザインだと思います。
ベゼルに彫り込まれている文字は、この指輪の持ち主の名前と職業を表しています。
アルファベットでは THEODOROS PRIMIKERIS となります。
THEODOROSが名前、PRIMIKERISが職業です。
PRIMIKERISは、ビザンチンの教会内での聖職の階級の一つでした。
このように名前と職業を彫り込んだ指輪は、確かに、その人物が、その職業についていることを示す
身分証のような役割を果たしていたのだと思います。
古いシルバーリングでコンディションを気にせず楽しめる希少な作品です。
この指輪は、シルバーギルトであったことが、今もほんの僅かに残るゴールドで確認できます。
当時は、黄金色の輝いていた指輪だったのです。
長い時間を経て、銀を覆っていた金は失われ、今は白く輝く本来のシルバーになっています。
全体の摩耗はとても優しく良い雰囲気で、指で触ると大変心地よく、全体的に丸みを帯びています。
はめ心地もとっても良いです。
ベゼルやシャンクもボリュームのある作りをしています。
ビザンチンのリングで、名前と役職を彫ったリングは、祖末なものも見られますので、
是非、このリングのような、文字の彫りも、リングのデザインも美しいものを選んで下さい。
ベゼルは外側へ向けてふっくらと丸い作りです。
サイズ変更は出来ません。
同じくビザンチンのリング資料。
上段は7世紀の作品、下段は11世紀の作品です。