ルネサンス　カメオ　女神　クラバットピン

まるでルネサンスの絵画から出てきたような、大変素晴らしい雰囲気に溢れたカメオ作品です。自分の為に作品を買わない私も、思わず、欲しいっ!!!と唸ってしまいました。。。。
ルネサンス芸術の雰囲気がこれでもかと溢れ出ている美しいカメオに思わずルネサンスの古い魂の夢を見てしまいます。。。ルネサンス時代の古い町並みを見る度に、このカメオを思い出すことでしょう。。。

顔立ち、髪型、装飾品、衣装、そして片方の乳房をだした表現、すべてが美しく、少しの欠けもない大変良い状態です(裏面には欠けあり)。カメオという芸術品を見る場合に、完璧なコンディションを求めるあまりに、若干の欠けなどを気にしすぎると、そのカメオ本来の希少性や芸術性を見過ごす可能性があるので、古い希少性の高いカメオの場合は若干の欠けやヒビなどは気にしないべきなのですが(気にしてはいけません。)、このカメオには欠けすらなく、保存状態も素晴らしいと言わざるを得ません。

このモチーフはおそらくビーナスでしょう。
カメオの周りに装飾がありませんから、純粋にカメオのみの美しさを十分に堪能出来ます。フレームに装飾が無い場合、一見地味に見えてしまう為にカメオの良さが分かりにくいと思いますが、そういう時こそ、惑わされずにじっくり目を鍛えるチャンスです。

例えば、出来映えがあまり良くないカメオにダイヤモンドのフレームがついたジュエリーと、素晴らしいカメオだけどフレームにダイヤモンドがついていないジュエリー、本当の意味で素晴らしいのは後者です。カメオは芸術彫刻作品なのですから。

ルネサンスのカメオとして、ここまで当時の芸術様式の雰囲気が出ているカメオはそうそうありません、このカメオと同じ年代の作品がイギリスの女王のコレクションの本にも掲載されていますが、その本の中のカメオと比べても、今回ご紹介しているカメオの方がずっと素晴らしい出来映えです。

ルネサンスの絵画とも見比べてみたいと思います。

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