15世紀初期 ブロンズ シグネットリング
希少な15世紀フランスのシグネットリングは中世の人々の生活の一部を夢見させてくれます。
シグネットリングとは、印章リングのことで、当時は重要な書類などに自分の印として印鑑のように押して使っていました。
表面に彫られているのは3つの旗印の盾型のコートオブアームのシグネットリングです。
コートオブアームとは紋章のこと。
コートアブアームの下をゴシック文字が囲んでいます、ゴシック文字を読むことは出来ませんが、これはこの印章の持ち主の名前を示しています。
コートオブアームの上の S はラテン語で”signum"を表しており、 このリングが確かにシグネットリングとして機能していた事を示しています。横に見える小さな星のマークは、シグネットリングとして使う時の上下を示しています、この星マークがついている方が上なのです。
黄土色のブロンズ製で、表面の艶やかな摩耗からこの指輪が生まれてからの長い月日を感じさせます。。。
サイズは25号でかなり大きめのメンズサイズなので、身につけられる人は限られてしまいますが、
サイズ変更はしてはいけない指輪です。
この指輪の主な楽しみ方は、希少なオブジェとして傍らにおき、シーリングワックスを押して楽しんだりしながら、遥か彼方、フランスの中世に想いを馳せることです。

3つの旗印の盾型のコートオブアームが彫られています。

一円玉と比較すると、それほど大きく見えないと思いますが、ボリュームのある大型の指輪です。

粘度に押すとこのような印章が浮かび上がります。
当時はシーリングワックスの上にこの指輪を押して使っていました。

この小さな星が、印章の上下を示す星です。

真横。

反対側。

べゼル裏。

シャンク部分、サイズ変更はしてはいけません。

サイズ25号なので、かなり大きめのメンズサイズです。
身につけられなくても、希少な中世のオブジェとして楽しむ事が出来ます。
手紙などの封を押す時に使っても素敵ですね。

同タイプの作品資料です。