クラバットピン 高貴な肖像
このクラバットピンの長い髪を一つに束ねたこの横顔の男性は一体誰でしょう?金で顔を表現してある技法も面白いですね。

18世紀の指輪の中に同じ技法で作られた人物を見つけました。この装飾は18世紀のもののようです。マウンティングは19世紀になります。
この金の部分はギルトメタルです。

小さなメダルの中にこのクラバットピンと同じ人物がいました。髪の毛、鼻などの特徴が良く似ている事にご注目下さいね。

そして、この肖像画も同じ人物のようです☆

小さな細密画の中にも同じ人物が、、、この人物はフランス王ルイ15世でした☆

斜め横。
このクラバットピンは中身は18世紀ですが、マウンティングは19世紀のものになります。

全体像。

真横。

裏面。

この王のクラバットピン、18世紀当時のメイン部分のパーツの雰囲気が良いですね、もしかしたら王からの寵臣への贈り物の一部だったのかもしれません。
さらにこのピンの前の持ち主はルイ15世の末裔の貴族、なんです。