古代ローマ 2世紀 カメオ 「ゴルゴネイオン」
約1800年前の古代ローマ2世紀の素晴らしいカメオ「ゴルゴネイオン」をご紹介します。ゴルゴネイオンとは蛇の頭を持つ怪物メデューサを象ったオブジェの事、古代ローマ時代にはメデューサを象ったオブジェは持ち主を守ってくれる強力なお守りだったのです。
カメオは浮き彫りですからインタリオよりはるかに壊れやすく、古代ローマのカメオは古代ローマのインタリオよりも約30倍は稀少ですが、今日まで残っていてくれました。
このカメオが出来てから1800年もの時が流れています、限りある生を生きている人間としては想像も出来ない時間ですし、これから先もこのカメオはずっと ずっと長く残っていくのかもしれません。おそらくこのカメオの作者も自分が作ったカメオが千数百年もの間、残るなんて思ってもいなかったと思います。神秘 的ですね、とても。。。
ふっくらと丸みを帯びたメデューサの顔はどこか愛嬌があって、可愛らしい顔立ちです、こんなところにも古代ローマ人の感性がひっそりと宿っています。
古代ローマの小さなメデューサのカメオは稀に見られますが、このカメオのようにしっかりとした大きさのある作品は非常に稀少です、古代ローマのメデューサのカメオとして最上の美術館級の作品です。
加工してペンダントとして身に着けることも出来ますが、小さな革袋に入れてポケットにしのばせれば、千数百年の時を生き残った古代ローマのロマン溢れる強力なお守りとして持ち主を守ってくれることでしょう。
斜め横。
大きさはこのくらい、是非手元に一円玉を置いて想像してみて下さい。
真横。
石全体の厚みがしっかりあります。
カメオ裏面。