インタリオ ローマ初代皇帝の妻リウィア
紀元前1世紀、古代ローマ 時代の初代ローマ皇帝アウグスティスの妻リウィアをモチーフにした18世紀のインタリオ。神格化された彼女は女神セレスのアートリビュトであるトウモロコ シの穂を髪に飾っています。史実によるとアウグスティスの良き妻、第2代皇帝ティベリウスの良き母、そして強い女性であったようです。厚みのない石に彫ら れており、光を反射すると写実的な彫りがこのようにくっきりと良くわかります。
このインタリオの魅力は有名なモチーフと繊細な彫りのみではありません。使われている石の文様がとても面白く、茶色と白の層が一つのインタリオの中に混在し、カーブを描きながらくっきりとわかれています。石の美しさも感じて頂けると思います。
見る角度によって雰囲気がわかります。とうもろこしの頭飾り部分に光があたると特に綺麗ですね。
様々な表情を見せてくれるのもインタリオの魅力です。
彫りがわかる写真です。
裏面。
薄い石に彫られています。
粘度に押すと彫りがはっきりとわかります。写実的な彫りです。
リウィアの大理石像。
リウィアの大理石像とイラストレーション。