紀元前6世紀頃 フェニキア美術 ハスのゴールド フィリグリー リング
非常に稀少な紀元前6世紀頃のフェニキアのゴールドリングです。
舟形のベゼルはフィリグリー技法で繊細に施された見事なモチーフで飾られ光を受けると古の金細工が輝き神秘的です。
編み込まれた金線は窪んだベゼルの底面に溶接され、
エジプト美術に着想を得た様式化されたハスの花のモチーフを形成しています。
この構図の様式は紀元前7世紀〜6世紀のフェニキア製ジュエリーの特徴的な意匠で、
このようなフィリグリー装飾の宝飾品は、
レバノン沿岸をはじめ、チュニジア、サルデーニャ島、スペイン南東部など、
フェニキア人が居住したすべての遺跡で発見されています。
このアルカイック時代には金が非常に貴重であったため、
宝飾品は銀やエレクトラムで作られることの方が一般的でしたが
こちらは貴重なゴールド製になります。
全体的に経年による若干の歪みなど見られますが状態はとても良く味わい深い美しい指輪です。
強度はありますがやや金が薄いため、指輪をはめた手で重たいものを持たないなど着用には注意が必要です。
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フェニキア(シチリア)美術
紀元前7〜6世紀、金製、高さ 1.8 cm / 直径 1.8 (2.2) cm
(コッホ・コレクションの金製指輪)