狩猟 愛犬のブローチ 18k ダイヤモンド フランス 1910年頃 ジョルジュ・リヴィエール
厚みのある重厚な作りが印象的な18金とダイヤモンドをあしらったアンティークブローチ、
フランスで1910年頃に制作されたものになります。
モチーフとなっている犬の頭部は猟犬として使われていた犬種と思われ、
長く垂れた耳や特徴的な顔立ちからおそらくブラッドハウンドではないかと考えられます。
表情豊かに彫り込まれた毛並みやしわの寄った顔の質感まで丁寧に表現されており、
当時の彫金職人の高い技術がうかがえる品です。
台座部分にあしらわれたダイヤモンドがアンティークゴールドの温かみのある輝きに
上品なアクセントを添えています。
写実的で個性を感じさせる表情から恐らく注文主が自分の愛犬をモチーフにして作らせた
特別な品ではないかと想像されます。
第一次世界大戦以前、フランス貴族階級の女性たちは乗馬や正式な狩猟を楽しんでおり、
このようなブローチは狩猟や猟犬を想起させるモチーフとして当時の女性たちに愛用されていました。
当時の貴族女性のライフスタイルや美意識を今に伝える貴重なアンティークジュエリーといえるでしょう。
裏面には宝石商のマーク「ジョルジュ・リヴィエール(Georges RIVIÈRE)」の刻印が確認でき、
これは1907年から1915年にかけて使用されていたもので、
制作年代を裏付ける手がかりとなっています。