古代ローマ1世紀 オールオリジナルリング 盾に刻むアテナ インタリオ 深緑色プラスマ リング 指輪

古代ローマ時代に作られた、22Kゴールド製のオールオリジナルリングです。
リングは中空構造で仕立てられ見た目よりも軽い作りとなっており、
古代において貴重であった金を効率よく用いる為の当時の金工技術の工夫が見られます。
セットされている石は深緑のプラスマで黒に近い落ち着いた色調の中に神秘的な趣をたたえた美しい石です。
そこに刻まれているのは、ノミと木槌を手に盾に彫刻を施す女神アテナの姿です。
古代ギリシャ・ローマ世界において盾は単なる武具ではなく勝利や名誉を記録する象徴的なものでもあり、
ヘレニズム時代からローマ時代にかけては、有翼の勝利の女神ニケ、あるいはローマのヴィクトリーが盾に文字を刻む図像が知られています。
古代ローマ シルバーコイン
大英博物館
また、アウグストゥスに授けられた「徳の盾」、すなわち Clipeus Virtutis は、
元老院とローマ市民によって奉納された黄金の盾であり、武勇、寛容、正義、敬虔といった支配者の徳を称えるものでした。
後のローマ皇帝たちも貨幣の図像にヴィクトリーと盾を表すことで自らの統治にも同じ徳と正統性が備わっていることを示そうとしました。
この作品に刻まれているのはヴィクトリーではなくアテナ自身が盾に名、あるいは記念の言葉を刻んでいる姿です。
私自身、このような主題のインタリオはこれまで目にしたことがなく極めて珍しいモチーフだと思います。
アテナは古代神話世界において知恵と戦いを司る女神として武装した力強い姿で表されますが、
同時に技芸や工芸、機織りなどを司る女神でもありました。
そのような性格を示す呼び名としてギリシャでは Athena Ergane、アテナ・エルガネーという尊称も知られています。
この作品に見られるアテナがノミと木槌を手に盾に彫刻する姿は軍神としてのアテナだけでなく工芸を司る女神としての姿をも思い起こさせ、
本当に素敵で大変希少なモチーフの知的で美しいリングです。
お写真ですと大きく見えるリングですが実物は5号になり女性の小指に着けるのにちょうど良い大変小さなサイズになります。
.jpg)
.jpg)
