古代ローマ 3世紀 複合神 ユピテルセラピス レッドジャスパー ゴールドリング
3世紀頃に作られたオールオリジナルの古代ローマのゴールドリングです。
ショルダーにはオプス・インテラシーレによる華やかな透かし細工が施され、古代のリングらしい力強い美しさが漂います。
赤いジャスパーのインタリオに刻まれているのは、ユピテル・セラピス。
エジプト系の神セラピスがローマ世界で最高神ユピテルにも重ねて理解された習合神で、
冥界・再生・豊穣などを象徴する神格として知られています。
神は右向きに立ち、下半身に長くヒマティオンをまとい、手には供物を捧げるためのパテラを持っています。
豊かな髭と頭上のモディウス(またはカラトス)もその典型的な特徴で、
この小さなインタリオの中に神の姿が端正に表されています。
ゴールドリングの表面は、このリングが長く地中にあったことによるややマットな質感が残り、
古代ジュエリーならではの味わい深い趣を感じさせます。
深い赤のジャスパーと金の取り合わせも大変美しく、
神像を味わうリングとして古代の空気を身近に感じさせてくれる一点です。
古代ローマのオールオリジナルのリングは、それだけでも大変希少です。
さらに、美しいインタリオが留められ透かし細工まで施されたものはひときわ珍しい存在といえます。
ユピテル・セラピス胸像
古代ローマ 2世紀
大英博物館



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