14世紀〜15世紀 中世の印章 二つの貴族の紋章
14世紀〜15世紀頃の印章です。
古い印章は破損や摩耗が見られるものも少なくありませんが、
この印章は重厚感があり全体のバランスもよく保存状態の良さも魅力です。
小ぶりながら厚みがあり形も美しく整っていて、とても雰囲気の良い印章だと思います。
持ち手の先端には四つ葉形の透かし装飾が施されており全体に中世らしい趣を添えています。
印章部分には二つの貴族の紋章が横に並べられています。
このように二つの紋章を並べた構成は、婚姻による結びつきを示す場合が多い一方で、
家系の継承や、領地・権利の正式な結びつきを表していることもあります。
どの家の紋章かまでははっきりと特定できませんが、
紋章は比較的シンプルな構成なので古くから続く貴族の家のものであることがうかがえます。
手のひらに乗せるだけで数百年前のヨーロッパへと誘われるような趣があり様々な物語を想像させるロマンあふれる印章です。
中世の書体による文の始まりには十字が刻まれており、神の加護を願う中世の信仰もうかがえます。
小さな印章ではありますが、中世の世界観がしっかりと伝わってくる味わい深い一点です。
中世のオブジェをコレクションとしてお持ちになるのも素敵ですし、
チェーンを通してペンダントとしてもお使いいただけます。



着用イメージ図