ビザンツまたはメロヴィング朝 銀製モノグラム・リング
この指輪はローマ帝国の継承国家であるビザンツ帝国(東ローマ)、
あるいは当時のガリア(現在のフランス周辺)を支配したメロヴィング朝の文化圏で作られた、
シルバーのシグネットリングです。
ベゼルの中央には持ち主の名前を構成するギリシャ文字(あるいはラテン文字)を組み合わせて
図案化したブロックモノグラムが深く刻まれています。
モノグラムの左右に配置された2つの小さな十字架は持ち主がキリスト教徒であったことを示しています。
これは単なる装飾ではなく、神の加護を求める「魔除け(プロフィラクティック)」としての意味を持っていました。
ベゼルからシャンク(腕)にかけて滑らかに太くなるフォルムは、この時代の典型的なスタイルです。
使い込まれた銀の質感と、内側の磨耗具合からは、長年にわたって実際に着用され、
印章として使用されていた歴史が感じられます。
文字が単なる並びではなく幾何学的に構成されているため、
解読には高度な専門知識が必要とされる知的な遊び心も備わった逸品と言えます。
またシルバーはゴールドに比べて脆い素材ですが、
こちらは着用に耐えうるコンディションを保っています。
ビザンツ帝国の金指輪
474 BYZANTINISCH: ビザンツ様式(4〜6世紀)
ギリシャ文字の「Kappa (K), Sigma (Σ), Alpha (A), Omicron (O)」を組み合わせたブロック・モノグラムが刻印されている。
ワシントンのダンバートン・オークスの専門家によれば、これは「KOCMA(コスマ)」という名前を表している。
この指輪の持ち主は、キリスト教を信仰していた「コスマ」という人物であったことが暗号化された文字から判明しています。

859: 金製のシンプルな指輪。ベゼルにはモノグラムが彫られている。
860: 金指輪(台座はアンティークではない可能性あり)。
ベゼルには見事なロッククリスタル(水晶)のインタリオが嵌め込まれており正面を向いた胸像とモノグラムが描かれている。
個人の名前や家系を特定するための暗号のような記号が彫られていたことを示しています。
聖リュールの指輪
363 Louvres: ルーヴル 363番
Site de Saint-Rieul VI, tombe 125: 聖リュール遺跡VI、125号墳
Or, Ø 20 mm: 金製、直径20mm
Lieu de conservation: ルーヴル歴史考古学博物館
1987年に発見された金指輪で、表面には文字が刻まれています。