古代ローマ 1世紀 プラスマ インタリオ ウェヌス・ウィクトリクス リング 指輪
オーバル型のベゼルには、プラスマに彫られた古代ローマ1世紀のインタリオが嵌め込まれています。
カボションカットのオーバルのインタリオには美しい ウェヌス・ウィクトリクス(勝利のヴィーナス)の姿が刻まれています。
女神は直立し、美しい背中をこちらに向け、
脚は肘の折れ曲がった箇所で支えられた衣(ドレープ)に包まれています。
彼女は槍を手に持ち、手元の兜をじっと見つめ、足元には円形の盾が置かれています。
これらは彼女が愛で打ち負かした恋人マルスの武具です。
プラスマという希少な素材に細部まで美しく彫り込まれたインタリオで
非常に良好な状態で彫りは鮮明かつ深みがあります。
石は落ち着いた味わい深い緑色をしています。
リングは19世紀後半のもので、裏側が開いたオープンバックになっています。
このモチーフは、ガイウス・ユリウス・カエサルや
その甥のオクタウィアヌス(皇帝アウグストゥス)が属したユリウス氏族に関連付けられています。
ユリウス氏族は女神ヴィーナスの末裔であると称していました。
「勝利のヴィーナス」というこの構図は、もともと硬貨の図案として登場したものです。
女神を後ろ姿で描く表現は、アウグストゥス時代に生まれた独創的な手法です。
プラスマは希少な美しい石であり、イタリア北東部の都市アクイレイアで彫刻されることが多くありました。