古代ローマ1世紀 インタリオ エロスとジュピターの鷲 リング 指輪
純度の高い金で作られたリングに深く澄んだ赤色カーネリアンのインタリオがセットされています。
モチーフは翼を持つエロスがユピテルに仕える鷲の羽をいたずらっぽく引き抜いている場面、
思わず微笑んでしまうようなたいへん愛らしいシーンです。
古代ローマのポンペイの壁画に見られる「悪戯好きのエロス」の世界観をよく伝える非常にユニークな図像だと思います。
ただ美しいだけでなく物語性と遊び心に満ちたインタリオと言えるでしょう。
インタリオ自体は古代ローマ1世紀に制作されたもので、
リング部分は現代の職人によるもので1世紀ローマのリングスタイルを踏襲しつつ純度の高い金で丁寧に作られています。
日常で安心して身につけられる強度を備えながらも古代の雰囲気を損なわない完成度の高い仕上がりです。
インタリオには欠け・割れ・打ち傷・白化などが一切見られず、驚くほど良好なコンディションを保っており、
結晶感のある鮮やかな赤色カーネリアンに立体的で美しい構図のエロスと鷲が精緻に浮かび上がり、
古代ローマの彫刻技術の高さを存分に味わっていただける一点です。
このインタリオには優れたローマンインタリオに求められる要素がバランスよくすべて揃っています。
・古さ:紀元1世紀の正真正銘のローマンインタリオであること。
・保存状態:欠けやひび、白化のない、ほぼ完璧なコンディション。
・石の美しさ:結晶が美しく、鮮やかな赤が映える上質なカーネリアン。
・彫刻の質:立体感のあるモデリングとバランスの良い構成。
・主題の魅力:キューピッドとジュピターの鷲という、珍しく心惹かれる愛らしいモチーフ。
愛らしさと古代ローマ美術の格調、そして「身につける喜び」を兼ね備えた特別なインタリオリングです。
カニに乗るエロス
ポンペイ ヴェッティの家
今回ご紹介している悪戯心にあふれたエロスが表現されている壁画です。

