セイロン・サファイア(8.35カラット)とダイヤモンドの見事なプラチナ製のリングです。

スクエアシェイプの腕には両側に3石ずつの小さなブリリアントカット・ダイヤモンドがセットされています。

裏面に透かし細工が施されたベゼルにはセイロン産の天然サファイアが美しく留められています。

サファイアはクッションカットで深く鮮やかなブルーを湛え結晶構造はほぼ完璧で、

セイロン産特有の「バタフライ・ウィング(蝶の羽)」と呼ばれる模様を示し、

色むら(ゾーニング)や退色は一切見られません。


また、加熱処理の痕跡もなく(非加熱)、石の重量は8.35カラット。

深いキューレット(底部)が色を美しく凝縮させています。


このような6カラットを超えるサイズで非加熱のセイロンサファイアが見つかることは極めて稀です。

しかもこの石はすでに枯渇した「オールド・マイン(古い鉱山)」から産出したもので、

新しい鉱山では決して見られない特別な品質を持つ極めて希少な宝石です。


ベルレロフォン宝石研究所の鑑別書(No. A24610/2025年9月10日付)により、

非加熱のセイロン産、カラー「Vivid Blue(鮮やかなブルー)」・重量8.351カラットであることが証明されています。

フランス製、1920年頃。

指に纏えば、夜空を閉じ込めたような青が静かに瞬き、

時を超えたエレガンスを映し出します。