大変貴重なルネサンスのルビーリングです。

4つ葉のデザインのふっくらとしたベゼルにはボリュームのある大きなルビーがセットされ、

リングに使われている金の量も多く、

ルビーがや金が本当に貴重であったルネサンス時代にはとても珍しい大変豪華なリングだと思います。

ルビーも透明感があり、深く鮮やかな色で魅力に溢れています。

エナメルの装飾が施されていた形跡がないので、元々エナメルはなかったリングでしょう、

色を控えてシンプルにすることで大きく希少なルビーを目立たせたかったのかもしれません。

シャンクには華やかな植物の装飾が施されています。





今回ご紹介しているルネサンスのリングは

肖像画に出てくる豪奢な衣装に身を包んだ貴族が身につけているリングと

同じ品質の素晴らしいリングになりますので

大変満足度の高いお品物だと思います。





経年変化による極僅かな凹みはありますが、

全体的に大変コンディションが良いですし、着用にも全く問題はありません。

金は程よい艶消しになり美しい質感です。




16世紀　イタリア　貴族の肖像






ルビーはその美しい色から、古より愛や情熱、活力、富の象徴とされており

石自体に力があると信じられていました。


このリングの大きく素晴らしいルビーの色に

オリジナルの持ち主も石の力に癒され勇気づけられていたのかもしれません。