古代ローマ 2〜3世紀 結婚のカメオ OMONOIA ゴールド リング 指輪
とても希少な古代ローマ時代のカメオです。
丸みを帯びたこの可愛いカメオは古代ローマ時代の結婚を象徴するカメオ《Junctio dextrarum》で、
中央には繋いだ手、その上には結婚を表す伝統的な結び目、
下にはomonoiaの文字が彫り込まれています。
このカメオは古代ローマにおいて団結、調和、結婚を意味していました。
ローマ国立博物館
《Junctio dextrarum》
結婚式の場面を彫り込んだ棺 大理石彫刻
Junctio dextrarumは古代ローマの結婚式における重要な儀式の一部で、
この儀式は新郎と新婦がお互いの右手を結び合わせることで彼らの結婚を象徴的に表していました。
この行為は二人が結婚によって一体となることを示し共同生活の始まりを宣言するもので、
この儀式はローマの結婚式の中でも特に重要な部分で芸術作品にも描かれました。
彫刻や壁画、さらにはジュエリーなど、多くのローマ時代の芸術作品にもその場面が刻まれています。
このような概念は結婚式においてだけではなく
古代ローマ社会において国家の安定の為にも階級や政治において
道徳的な理想として大切にされていました。
また、古代ローマ時代、カメオはインタリオよりも高価であった為、
元から作られている数は少ないです。
さらに、沈め彫りのインタリオに比べて浮き彫りのインタリオはダメージを受けやすいので、
現代において良い保存状態で残っているものは非常に稀です。
体感的に古代ローマのカメオはインタリオの30倍程珍しく、
このように時々買い付けることができます。
類似作品 参考写真
ボストン美術館 古代ローマ時代 結婚のカメオ
リングはモダンです。
サイズ変更可能です。