古代ローマ3世紀 原始キリスト教 魚 イクトゥス カメオ リング 指輪
極めて数が少ない古代の原始キリスト教のカメオです。
魚はイエス・キリストを表すシンボルとして、信仰を確認するために用いられたと言われています。
原始キリスト教の作品は、古代世界でまだキリスト教が迫害されていた頃に、
ひっそりとイエスを信仰するキリスト教信者が用いたものなので、
作品の数が元から少なく、古代のインタリオやカメオの中でも群を抜いて希少な分野になります。
まだキリスト教が迫害されていた頃の作品ですから、胸に迫るものがあります。
今よりもずっと生きにくい時代に、命の危険を感じながらも信仰を貫いた人々の思いが宿ったカメオです。
カメオは古代ローマ時代の古いものですが、リングは古代ローマ3世紀のものから型取りをして
職人に作らせたものです。
原始キリスト教の宝石の専門書に掲載されている類似の2匹の魚のカメオ、
こちらはエルミタージュ美術館に所蔵されています。
古代ローマ 3世紀 魚のレリーフ
魚はイエス・キリストのシンボルとして、
信仰を確認する為に用いられたと言われ、
聖書の中にも魚に関連する話が多く登場します。
小さく、繊細な彫りのカメオです。
細い線で、魚の鱗やヒレを表現しています。
カメオの美しさは、立体感や写実的な彫りが全てではなく
そのカメオが作られた目的、作られた年代の魅力、希少価値も影響します。
カメオに込められた目に見えない深い美は、輝く宝石に負けない美しさを持っていると思います。
サイズは約10号です。
リングの形が縦に長いので指にはめる時は横向きに指に通してから
正面向きに直す感じになると思います。
どちらにしましてもサイズ変更は可能です。