古代ローマ1世紀〜2世紀 軍神マルスと馬 インタリオ リング 指輪
とても深くて綺麗な赤色のコーネリアンに軍神マルスと馬が彫り込まれています。
マルスは左側を向いて右手に槍、左手に盾を持った姿で表現されています。
キリッとした顔立ち、立ち姿、肉体から凛々しさが伝わってくる彫りです、
そして、足元に小さな馬が彫り込まれていますが、
これはとても珍しい表現です。
インタリオ で馬をモチーフにする場合は、
馬だけ大きく彫り込まれて単体であったり、
馬の上に人物が乗っていたりする表現ですので、
このように足元に小さく馬が彫り込まれていることはとても珍しいですし、
軍神マルスの戦車を引く馬が小さく彫り込まれているようで可愛いらしく感じます。
インタリオの上部が一部欠けており金継ぎがされていますが、
これはこれで素敵で面白く味わい深いです。
古代ローマのインタリオ の中では大きめのサイズで
彫りもはっきりしており大変見応えのあるインタリオ リングです。