1910年頃 ベルエポック 天然真珠 プラチナ ダイヤモンド ネックレス
プラチナで出来たレースのような繊細で美しいデザインのベルエポックのネックレスです。
細かなパーツを繋ぎあわせた大変丁寧な作りです、
パーツ一つ一つはデザインに合わせて膨らみをもたせた繊細な立体感が感じられ美しいです。
パーツは多いですが、接続部分、可動部分は非常に滑らかに動きます、
作りが良くないと滑らかに動かないことがありますが、このネックレスは滑らかで裏面の触り心地も肌に優しく、
金属で出来ていることを忘れさせるような柔らかさです。
デザインも作りも素晴らしいので、当時の高級なジュエリーとして
上流階級の貴婦人の胸元を飾っていたことがよく伝わってきますので、
どのような女性が身につけていたかを想像するのが楽しいアンティークジュエリーです。
アール・ヌーヴォーのテイストが少し残っていることが感じられセンス良く芸術性の高いネックレスだと思います、
曲線の流れを目で追うと、複雑なデザインでありながら全てが自然につながり不自然なところが一つもありません、
不自然なところがないというのは、センスがよくないと表現できないことですし、
当時のドレスに合わせることを想定したデッサンも丁寧に行われたと思います。
裏面も滑らかに丁寧に仕上げられています。
プラチナの表面には細かなミルが無数に打ち込まれており、
ダイヤモンドと一体となって光り輝きます。
小さなダイヤモンドも丁寧に留められ大変な繊細な作りです。
正面から見ると細くて繊細な作りなのですが、
側面から見ると厚みを持たせた大変堅牢な作りであることが分かります。

クラスプも細い作りで目立ちません。
しっかり留まります。
胸元を繊細に飾るネックレスです。
大きなダイヤモンドは使われておらず、小さくても綺麗に輝くダイヤモンドと照りと艶の良い天然真珠が丁寧に選ばれ、
職人の技術とセンスの良さで生まれた大変上品なジュエリーです。
レースのようなデザインですから、実際に身につけると肌が透けて重くなく軽やかなので、
合わせやすくて使いやすいネックレスだと思います。
サイズはパーツを外したり、新たにパーツを製作することで調整ができますのでご相談下さい、
高級なアンティークジュエリーの微調整や修復を沢山手がけた経験の長い腕の良い職人が担当致します。
お気軽にお問合せくださいませ。