WIESE? ヴィエーズ ネオゴシックスタイル ゴールド リング 指輪
ネオゴシックスタイルの稀に見る素晴らしい彫金のリングです、
ゴシックスタイルの建築物をミニチュアにしたような完成度で
植物紋様と4人の人物の顔が大変細かく彫り込まれています。
彫金のクオリティやデザインから、WIESEのサインはありませんが、
WIESE作品と思われます。
写真ではどうしても平面に写ってしまいますので、
この見事な彫金の重厚さは全然伝わっていないと思いますし、
雰囲気も良い意味で独特で本当に魅力的なリングです。
色合いも非常に独特で一瞬ブロンズかと思うほどです、
深みのある半艶消しの黄土色で時を経た金の質感の美しさに満ち溢れています。
写真ではなかなか分かりにくいところですが、
彫金は大変深いです、つい思わず細い針で彫金の奥の奥までなぞってみたくなります。
人物の表情はそれぞれ違いますので見応えがあります。
ゴシックスタイルの装飾とリングを比較しました、
このリングはネオゴシックスタイルの作品ですが、
ゴシックスタイルの建築物からアイデアを得ていることがよく分かります。
4人の人物が囲んでいるベゼルには何も彫り込まれていませんが、
これは恐らくモノグラムを彫り込むスペースであったと考えられます。
デザインが本当に特別で彫金も例外的な細かさですので、
恐らく、このリングは特別なオーダーで作られた作品だと思います。
モノグラムが彫り込まれていないのは、このリングがプロトタイプであったか、
何らかの理由で注文主に納品がされなかったかだと思います。
ホールマークやWIESEのサインがないのは
サインを入れる習慣が徹底されていなかったことと、
税金を支払いたくなかったなどの理由があると考えられます。
完成度の高い小さな彫刻作品のような美しいリング、
大変見応えがある魅力的な作品です。
ベゼル部分にはお好きな模様を彫り込むことができます。