18世紀 スペイン ダイヤモンド ゴールド リング 指輪
伝統的なデザインのスペインのダイヤモンドゴールドリングです。
18世紀の希少な作品になります。
このタイプのリングは18世紀後期〜19世紀初期にスペインで作られたものですが、
このリングは裏面の彫金から18世紀の古い作品であることが分かります。
ゴツゴツとした古のダイヤモンドがセットされています、
ダイヤモンドは裏面のセッティングの影響でグレーがかった渋い色をしており味わい深いです。
紡錘形のベゼルはダイヤモンドを包んだ金が放射状に伸びたデザインで、
中心には3つのダイヤモンドがセットされていますが、
このデザインはマンドルラを意識したものかもしれません。
マンドルラはイタリア語でアーモンドのことですが、
美術史ではこのような紡錘形の輝きをのことを意味します。
当時スペインではキリスト教への信仰が大変深かった為、
マンドルラを型取り、
中央の3つの石は父と子と聖霊の三位一体を意味しているのかもしれません。
ショルダーには彫金が施されています。
裏面に彫金が施されており、古い作りで
18世紀の古いリングであることが分かります。
類似作品
17世紀後期〜18世紀 スペインのダイヤモンドゴールドリング
グリフィンコレクション
メトロポリタン美術館
メトロポリタン美術館に収蔵されている
同年代のスペインのダイヤモンドリングのコレクションです。
金とダイヤモンドの組み合わせ、ダイヤモンドや金の色など
それぞれデザインは違えど
雰囲気や質感など同年代の作品であることが分かります。
類似作品
ポルトガル ダイヤモンド ゴールド ピアス 18世紀
Countess of Monteblanco
1770年
ブルックリン美術館