Auguste Perrette 1856年〜1880年頃 楽器 エナメル ゴールド ブレスレット
1856年〜1880年頃のAuguste Perrette作のゴールドブレスレットです。
繊細な金細工と色鮮やかなエナメルで仕上げられており、
宝石を使っていないのに輝きに満ちていて本当にシックで華やか、
とても丁寧な作りでどこから見ても綺麗なジュエリーです。
楽器と楽譜、植物がモチーフのプレートはルーペでよく見ると
本当に細かな細工が施されていることがわかります。
楽器や楽譜、植物の部分は彫り残されており、
そこに赤、青、緑、橙の透明のギロッシュエナメルとホワイトエナメルが施されています。
綺麗な曲線を彫り残すのは難しいですが、
この丁寧な仕事ゆえに立体感が生まれ深みが増しています。
エナメルが施されていない金のプレートの表面には無数の点が打ち込まれてザラザラした質感になっています。
現代の高性能カメラで撮影して拡大すると細かな点々が打ち込まれているのがよく分かりますが、
実物はずっと小さくてとても細かい点なので、
肉眼でプレートを見ると金のサテンのように繊細に輝いているのです。
鎖の作りもとても繊細で、お花モチーフの鎖が3連で構成されています。
一つ一つが輝きながら滑らかに動き、ジャラジャラ、ザクザクとした贅沢な質感が何ともいえません。
鎖を外してサイズの調整も簡単にできます。
クラスプもきちっと綺麗にはまります。
金のプレートは手首に沿うように湾曲して作られています。
ヴィクトリア&アルバート美術館 類似作品
この美しいブレスレットはヴィクトリア&アルバート美術館に
全く同タイプのジュエリーが収蔵されています。
美術館の説明では制作年代1880年頃と説明されていますが、
作りからもう少し古い1850年代の作品だと思います。
Auguste Perretteのメーカーズマークは1856年から打ち込まれていますので
だいたいそのあたりの制作年代と思います。
(Peretteの綴りはPerretteになります。)
サイズは17.7cm×2.3cmですが、クラスプ付近の鎖を外してサイズ調整は簡単にできます。
繊細な金細工とエナメルのアンティークらしい美しい仕事のブレスレットですし、
美術館にも同タイプのお品物が収蔵されているなど、満足度の高いお品物だと思います。
是非、お問合せくださいませ。