Janisset ブラックエナメルダイヤモンドロケットネックレス 18k 彫金オリジナルボックス入り

小さいロケットがついた美しいネックレスをご紹介します。

ロケットをさげたキュッと小振りなモチーフにはゴツゴツしたダイヤモンドがびっしり留められ、

ブラックエナメルがポイントで施され、全体のフォルムなども併せてセンスの良いデザインです、

19世紀のジュエリーはブルーエナメルの品物が多いので、ブラックエナメルが使われている事自体が珍しいですし、

小さなロケットが下げられていたり、何かと内容の濃いジュエリーだと思います。

この美しいジュエリーを作ったのはJanissetというジュエラーで、

Janissetについては Henri Vever, "La Bijouterie Française au 19e siècle という本にも記されています。

全体にダイヤモンドが隙間なくびっしり留められていてキラキラ輝いて本当に綺麗です。

ダイヤモンドは小さくても厚みがある石が選ばれているので輝きがダイナミックですし、

アンティークらしい雰囲気がよく出て味わい深いジュエリーです。

ペンダントとチェーンをつなぐ金具も美しいデザインで、

留められたダイヤモンドもとても綺麗です。

裏面にはとても綺麗な彫金が施され、丁寧な仕事です。

表も裏も綺麗な細工なので満足度の高いお品物だと思います。

裏は空くようになっていて、小さなロケットペンダントになっているのも素敵です、

小さな大切な物をいれてお使い頂けます。

チェーンは金で出来ているのを感じさせないようなしなやかさです、

クラスプは差し込むタイプでコンディションも良いです。

1816年、Janissetは当時、流行の最先端であったパレロワイヤルにて始まり、

後にリシュリュー通り112番地に移りました。

アレクシス・ファリーズも独立するまでこのJanissetで働いていました。

1835年〜1848年の間はフランスで一番のジュエラーであり、

この時代のカルティエのような存在だったのです。

ナポレオン3世時代には、ナポレオンの御用達ジュエラーでもありました。

今はメゾンが残っていなくても過去に美しいジュエリーを制作したジュエラー達はいました、

Janissetもそんなジュエラーの一人なのです。