とっても珍しいグリフィンのブローチです、

通常、グリフィンのモチーフのジュエリーはほぼゴールド製になりますが、

このように全面ダイヤモンドやルビーで飾られたものは初めて見ました。


作りは大変立体的でブローチ自体をそのまま立たせることができるほど安定した良い作りです、

獅子と鷲が合体した幻獣であるグリフィンらしく、鷲の鉤爪がついた前足を力強く掲げたポーズ、

舌や尻尾が尖った矢じりのようなデザインなのも面白いです。


また、ルビーが本当に香り立つような素晴らしい色です、外で見るとパープルがかった赤色、

室内では深い赤色になります、密度の濃い輝く赤色で、おそらくボルメーズルビーと思われます。

ダイヤモンドも小さいですが綺麗に輝く石が選ばれています。


本当に珍しく、優れた作り、美しい素材使いのブローチになりますので、

他の人とは違ったグリフィンのジュエリーが欲しかった方の注文のお品物だと思います。




グリフィン　17世紀

メトロポリタン美術館





しっかりした厚みのある作りで、裏面の仕上げも本当に綺麗です。

宝石を留めている分はオープンセッティングになっており、

裏から光を通す作りになっています、穴の開け方模様のようになっており、

とても綺麗に整えられています。

ブローチの受けの部分にはセーフティがついており外れにくい作りになっています。