原始キリスト教 6世紀〜7世紀 「エルサレムへ向かうイエス」ビザンチン ガラス インタリオ
ビザンチン6世紀〜7世紀の大変希少な原始キリスト教の美術品をご紹介致します。
時折、やや玉虫色に光る半透明のガラスのインタリオで、
このままでは何が彫られているのか全く分かりませんが、
粘土に押すと美しい姿が浮かび上がります。
粘土に押した画像です。
イエス・キリストがロバに乗り、目の前に天使が立っている構図で、
これはエルサレム入城の日のモチーフです。
The Entry into Jerusalem
1304年〜1306年
Giotto di Bondone
エルサレム入城の日とは、宗派によって呼び方に差はありますが、
イエスが自身に訪れる死を知りながら、ロバに乗って弟子たちと共にエルサレムに入城した日を指します。
民衆は上着を脱いで地面に敷きイエスを迎えました。
エルサレムに入城した1週間後にイエスは十字架に架けられて亡くなりますが、
その3日後に復活を果たしたと言われています。
裏面。
ガラス製で繊細な美術作品です、
長い時を経て今まで残っていた事自体が奇跡です。
類似資料
原始キリスト教の資料に掲載されている類似資料です。
類似資料解説