1798年〜1809年 鳥の羽 モザイク ゴールド リング
18世紀のとても珍しく愛らしいリングをご紹介致します。
鮮やかなブルーのエナメルで楕円に縁取られたリングの内側に鳥の絵が書かれているように見えますが、
これは本物の鳥の羽を使って鳥を表現した、とても面白いリングなのです。
鮮やかな石をはめ込んで模様を描くピエトラデュラや、
木をはめ込んで模様を描くマーケットリー(寄木細工)の鳥の羽バージョンというところでしょうか。
とても遊び心あるアイデアで、見ているだけでも楽しくなる可愛いらしいリングです。
鳥の羽を細かく散りばめて、
枝に止まった鳥が何かを覗き込んでいるような造形です、
鳥はやや玉虫色っぽい青や緑、尾の部分は赤色で表現されています。
よく見ると鳥の羽だけではなく、星型に切られた水色の綺麗な布?も使われているかもしれません。
楽しく作られたことが伝わってくる作品ですね。
マーケットリー 寄木細工の鳥
ピエトラデュラ 石のモザイクの鳥
鳥がお好きな方にはもちろん、
他にはない珍しいアンティークジュエリーをコレクションされている方にもお勧めできるお品物ですし、
ジュエリーとしても可愛いらしいです。
鶏の頭のホールマークが打ち込まれていますので、
1798年〜1809年ということが分かり年代が細かく特定できます。
着用写真は鳥のモザイクの背景が薄水色に写っていますが、
実物は白っぽいお色です。
動画の方が着用雰囲気が分かりますので
動画も是非ご覧になってくださいませ。