古のロマンあふれる中世のゴールドリングです。
年代は1450年頃です。
中世のジュエリーは他の年代のジュエリーに比べて現在まで残っている数が極めて少ない上に、
中世のジュエリーの素材の多くはブロンズ、シルバーとなりますので、
美しいゴールド製の中世のジュエリーに出会うことは本当に難しいです。
中世のリング コンディション 参考例
古のリングの場合は純度の高い金でできていることが多いですが、
このリングは18k〜20kくらいの純度で強度がありますので、
幅が約3〜4ミリの細身のデザインですが着用可能なコンディションで残っていてくれました。
多くの細身の中世のジュエリーは着用ができないような曲った状態で残っていることが多いので
これは大変コンディションの良い指輪です。
デザインはバックルがついた細いベルトのミニチュアのようで
面白みがあります。
中世のリング ベルトのデザイン 参考例
同年代で同じベルトのデザインのリングですが、こちらはブロンズ製です、
中世のジュエリーは通常はこのようなシルバーやブロンズ製になります。
中世のリング 拍車 参考例
この年代の他の面白いデザインのリングには、馬を走らせる時に使う拍車をモチーフにあしらったリング等も見られますが、
何処かバックルのデザインのリングと同じ感性や雰囲気を感じます。
大変細身のリングですが、
バックルの金具、皮に開けられたベルト穴、皮の模様など細かく丁寧に表現されています。
写真だと大きく見えますが、実物を手にされたら、その細さ、繊細さに驚かれると思います。
金の表面は摩耗しており、まろやかな質感で
光が内側に封じ込められたような程よい輝きが美しいです。
サイズは12.5号です。
装飾が一周くるりと施されていますのでサイズ変更はできません。
細身ですが存在感のあるリングで、その場の空気が変わるような力強さを感じます。
通常は美術館のガラス越しに眺めるような貴重なリングで、
約600年前の中世のゴールドリングは本当の意味での宝物だと思いますし、
それを身につけることはとても贅沢な楽しみとなることでしょう。
コンディションは大変良いですが、
美術品ですので、この指輪をはめた手では荷物を持たないなど、
気を使って大切に着用頂く必要があります。
中世のジュエリーはシルバーやブロンズ製であっても高額である事がありますが、
こちらのゴールドリングはフランスのコレクターよりご好意でお安くお譲り頂きました、
お値段も大変お求めやすくなっておりますので、
中世の夢を見たい方、この機会に是非お問い合わせください。