午後の陽だまりの様な大粒のシトリンと美しく繊細な金細工をあしらったパリュール、
見ているだけで元気になれそうな素晴らしいパワーを感じるジュエリーで、
金色のシックな輝きに満ち溢れています。
シトリンは石によって色味に差がありますが、
このシトリンは少しオレンジがかった深みのある黄色をしており、
アンティークゴールドの色にぴったりの石が選ばれていると思います。
また、大粒なだけではなく、石自体に厚みがあるので色に深みが出て本当に綺麗です、
石の内側で日の光が豊かに共鳴しているように輝きます。
それぞれの石が赤と緑の花のデザインの小さなエナメルと
レースのようなデザインの粒金で飾られています。
このネックレスが作られた19世紀初期、シトリンはとても高級な宝石として
上流階級の貴婦人に大変好まれました。
現代ではそれほど高価な宝石のイメージではないシトリンですが、
それはアメジストを加熱して色を不自然に黄色くした安価なシトリンだからです。
本来、天然の自然のままの美しいシトリンは大変希少です、更に今回のパリュールに使われているような
大粒で色の美しい石はアンティークジュエリーの中でも滅多に見られることはありません。
ネックレスのシトリンはクラスプに留められているので
大粒の美しいシトリンを後姿で見せるお洒落なコーディネートも楽しめますし、
勿論、胸元にシトリンを持ってきても素敵だと思います。
ネックレスの太い紐のような金細工は
細く薄い金線を柔らかなメッシュのように丁寧に編み込んでおり、
硬い金属で出来ていることを全く感じさせません。
金を編み込む時には同じ力で編まないとガタガタになってしまうので
同じ太さで空気を含んだようにフワッと編み込むのは難しいのです。
ピアスとネックレスは当時のオリジナルボックスに入っており、驚くほどに全体の状態が良いです、
恐らく、殆ど使用されていなかったお品物だと思います。
可愛いピアスは単品でも大活躍してくれるデザインです。
ドルムーズタイプのピアスですので、後ろから金具を通して前でカチッと留めて使います。
お写真では左側のピアスの金具がズレて写ってしまっていますが、
実物はきちんと止まります。
美しいオリジナルボックスにセットされています、
オリジナルボックスに納められているジュエリーは希少で、
通常、アンティークジュエリーは当時の箱が失われているものが殆どです。
ぷっくりしたボリュームがありますが、メッシュ状の金細工ですので
重さを感じさずとても軽やかです。
赤い皮に金の型押しで縁取られた美しいオリジナルボックスに入っていて、
箱を開けて眺めるだけで元気が出そうな希少な宝物です。
是非、お問い合わせください。