17世紀 イギリス メアリー2世の紋章 オレンジグラス シール
17世紀の古く希少なシールをご紹介致します。
このシールは17世紀という年代の古さに加えて、
刻まれている紋章がイングランド女王のメアリー2世のものという興味深いお品物です。
メアリー2世の紋章が刻まれているなら、女王の持ち物では?と思ってしまいそうですが、
女王の持ち物であれば、もっと大きなサイズで豪華な作りをしていますから、
これは女王の持ち物ではありません。
では何故女王の紋章が?というと、可能性として、女王からの寵臣への贈り物として作られた、
もしくは、女王を敬愛する貴族が自ら作らせ身につけた、ということが考えられます。
また、紋章は刻まれていますが、これは蝋に押すシールとして作られたものではなく、
腰にぶら下げる飾りのシールとして作られたものです。
小さなシール自体は結構数は見つかるのですが、
古くて歴史深いものは滅多に見つかりません。
小さなサイズの興味深いチャームとして、
または雰囲気のあるプチペンダントとしてお使いになれると思います。

深いオレンジ色のガラスにメアリー2世の紋章が刻まれています。
ガラスに細い線を彫り上げたようなタッチで
肉眼でも紋章が見えやすいです。
拡大写真を掲載していますので彫りが粗く見えてしまいますが、
実物は1.2cm×1.2cmの大きさなので
ずっと小さく細かな彫りになります。
1603年〜1689年 英国の紋章
メアリー2世の紋章、Maria II Angliae Regina から
M R をとり、紋章の左右に配置してあります。
ジェームス2世の紋章
ヴィクトリア&アルバート美術館
16世紀の古いシール 参考例
動画も是非、ご覧ください。

左 メアリー2世の肖像
右 メアリー2世の夫 ウィリアム3世
若き日のメアリー2世の肖像




小さいですが大変よくできておりキリッとして綺麗な仕事です。
小さなサイズの雰囲気の良いシールです。

左 ゴールドチェーンで着用
右 ウオッチチェーンで着用
チェーンで下げれば素敵なペンダントになります。
アンティークチェーンは他にもご用意がございますので
お問い合わせになってください。
今の状態でもチェーンは通りますが、ご希望の方にはお見積もりの上、
このチャームに合わせたサイズのバチカンをお作りいたします(^-^)
作られてから約350年も経過している宝物のような希少なシールです。
この小さなシールは一体誰の手から誰の手へ渡ってきたのでしょうね、、、
どんな歴史が秘められているのかを考えたり、
そんな古くて希少なシールをペンダントとしてお使いになるのは
本当に贅沢な楽しみだと思います。