IHS ルネサンス シルバー リング
ルネサンスのシルバーリングをご紹介します。
ベゼルにはアルファベットで IHS(ラテン語で救いの人イエスの意) の文字が刻まれています、
このタイプのシルバーリングはベゼルの装飾が IHS のみの場合も多くありますが、
このリングの場合は、よく見ると聖母マリアとイエスのハートや王冠が表現されていたりして、
複数のモチーフがベゼルに綺麗にまとまっており、珍しいタイプのリングです。
赤丸で囲んだ部分がイエスとマリアのハートです、
青丸で囲んだ部分がイエスとマリアの王冠を逆さにして装飾に加えていると思われます、
緑丸はマリアの頭文字のMを表しています。
買い付けた時は真っ黒でしたが、
磨いたところ銀の質がとても良かった為、とても綺麗になりました
状態もとても良く今でも問題なく着用できるコンディションです。
シャンクやフープ部分はまだ黒ずみが残っていますが、
これはこれで味があって良いと思います。
ショルダーの装飾はルネサンスのカリアティードを模したものです、
カリアティードとは、女性の姿をした立像のことで、
建築物の柱の装飾に用いられます。
ルネサンスのカリアティード例
サイズ変更はできません。