1731年 メメントモリ エナメル 骸骨 リング
とても珍しいタイプのメメントモリのリングです。
メメントモリとはラテン語で「死を忘れるな」という意味があり、
年代によって解釈の違いはありますが、命あるものはいつかは死ぬ、
それを忘れることなく日々を過ごすことの大切さを示す警句です。
このリングはメメントモリのリングの中でも例外的なもので、
デザインが大変優れており、フープの部分にくるりと一周エナメル細工が施されていますが、
この部分が、なんと全身骸骨のモチーフなのです。
とても珍しいリングですので、フープ全体の装飾をご覧頂けるように写真を撮影いたしました。
全体に一周骸骨の彫金が施されています。
手足をぐっと伸ばした骸骨が、手の先から足の先まで、
肋骨や腰骨など細かな部分もきちんとエナメル細工で表現されており
ついついクルクル回して眺めてしまいます。
骸骨の手首を固定しているように見えるプレートに Memento mori と刻まれています。
怖い、と思われてしまう方もおられるかもしれませんが、
私はちょっと可愛いと思ってしまいます(^-^)
ベゼルにはカットされたロッククリスタルがはめ込まれており、
中にはドクロのミニアチュールがセットされています。
このタイプのリングは本当に数が少なく、また、一周エナメルが施されている為に
コンディションが良いものも大変希少です。
リングの内側には S.W died 1731と刻まれており、
このリングのオリジナルの持ち主の大切な方がなくなったことを示しています。
サイズは22号と大きいですがフープ前面に細工が施されている為にサイズの変更は出来ません、
ただ、リングの内側にアタッチメントを入れて微調整は可能です。
コレクションにもお勧めできるリングです。