René Boivin ルネ・ボワヴァン 天然真珠 ダイヤモンド シルバー リング
1930年頃、当時の最先端のファッションに身を包んだ美しい人々を夢中にさせたジュエラー、
ルネ・ボワヴァンのサインドピースです。
大粒の美しい天然真珠という高価な素材とシルバーの組み合わせ、
シンプルながら力強い造形がクールです、
打ち込まれたホールマークを見ずとも、
根底にあるセンスの良さに裏打ちされた独特の洗練されたフォルムが
ルネ・ボワヴァンの作品であるという事を伝えてきます。
ポール・ポワレ
ルネ・ボワヴァンの妻ジャンヌ・ポワレは、
偉大なファッションデザイナーであるポール・ポワレの姉でした、
モードの中心でルネ・ボワヴァンはジュエリーを制作することになり、
この恵まれた環境と才能でボワヴァンのジュエリーは名を高めてゆきました。
ルネは早くに他界してしまいますが、
ルネの死後、妻のジャンヌがメゾンを引き継ぎます。
ポール・ポワレ同様、ジャンヌは美的感覚に大変優れており、
流行に左右されない革新的なジュエリーを生み出して行きます、
当時、メゾンで働いていたシュザンヌ・ベルペロンも
ジャンヌの元、ジュエリーデザインの類稀な才能を発揮して
後に独立し、アールデコを代表するデザイナーの一人となりました。
ルネ・ボワヴァンの制作したジュエリーは今見てもお洒落で素敵な作品ばかり、
近年のオークションではルネ・ボワヴァンの作品の価格は上昇しています。

突き出た力強いフォルムのシルバーのリングに
小さなダイヤモンドが飾られ、大きな天然真珠が留められています。





フープ裏にルネ・ボワヴァンのホールマーク入りです。

今見ても全く古さを感じさせないデザインです。
日本ではそれほど知られていませんが、
通好みのアンティークジュエリー です。
GIA 天然真珠の鑑定書付

ボワヴァンの関連書籍も価格が高騰しています。
左の書籍はabebooks で 3600euros〜13000euros の価格がついておりました。