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1280年〜1320年頃 マリニー城の指輪 シルバー ブルーグラス



リヨンの北にある、サン=ヴィクトル=シュル=ウシュ地方にある

マリニー城跡から出土した中世のシルバーリング。

素材は、シルバーとグラスです、

両方とも金や石に比べて壊れやすい素材の為、

数百年に渡り、このような大変良いコンディションで残っていることは

奇跡的で、大変希少になります。

長い間、土中で眠っていた宝物なのです。

フランスには古城や廃墟が多数点在しており、

足を運ぶのが大変でなかなか辿り着かないような場所にあることも多いですが、

その土地を訪ねることは、まるで夢の中を生きているように感動的です。

城跡からは、稀に古のジュエリーが出土しますが、

今回、ご紹介をしているリングもそのようなリングです。
 


マリニー城跡地図

マリニー城は、最初に、小さな教会を持つには十分な大きさの建物として12世紀に建設され、

その後は少しづつ増築されて大きくなっていきました。



マリニー城 廃墟

長年増築を繰りかえし、城には18世紀まで人が住んでいましたが、

フランス革命中に廃墟になっていき、木が生い茂る現在の姿に至ります、、、。
 


マリニー城主は男爵家で、ブルゴーニュ地方で最も重要な男爵の一人でした、

このリングは13世紀のもので、当時の城主はJean de FROLOIS、

彼の祖父はEudes de FROLOISで、ブルゴーニュ公爵の軍を率いるブルゴーニュの高官であり、

Eudesの父であるPons de FROLOISは1140年生まれ、同じくブルゴーニュの高官で、

1219年、十字軍のエジプト遠征中に79歳で亡くなっていることが分かっています。



ブルーグラスは大変希少であったサファイヤのイミテーションとして制作されました、

いかにサファイヤが希少であったかが伺えますね。




面白いのは、このサファイヤの表面に何か模様が表現されていること、、、

このような古のイミテーショングラスは初めて見ました。

何か意味があると思いますが、それが何か今では分かりません。

もしかしたら、サファイヤのインクルージョンを表現したかったのかも、、?

しれませんね。



シルバーも時を経て、ところどころ薄い金色をしています。

いびつな形、経年変化が味わい深いリングです。



約700年も昔の古の宝物。

土の中に長い間、良い条件で眠っていたからこそのコンディションの良さです。

出土した場所がが分かっていることはとても面白く、

所有することで中世のブルゴーニュを夢見ることができます。


このリングがこの地で眠りにつくことになったきっかけなど、

色々想像できるのはアンティークの贅沢な楽しみです。


勿論指に嵌めて楽しむことはできますが、

シルバーとグラスで出来た繊細な作りで、700年も昔のリングですから

どちらかというとコレクション向きだと思います。
 
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1280年〜1320年頃 マリニー城の指輪 シルバー ブルーグラス

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国 名
フランス
年 代
1280年〜1320年頃
素 材
ブルーグラス シルバー
コンディション
素晴らしいコンディションです。

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