15世紀 中世 結婚の指輪
希少で例外的な15世紀の古のゴールドリング。
薄く平らな作りで両面に愛の言葉が刻まれています。
表面には当時のゴシック字体で《 je - vous - eme - bien 》という文字と、
恐らく、本来はエナメルで飾られていたであろう草花のモチーフが
共に彫り込まれています。
裏面は《 de - bon - ♡ 》というように、
文字とハートマークが彫り込まれています。
意味は、、、、
《 je - vous - eme - bien 》 貴方を愛しています
《 de - bon - ♡ 》心から
、、、となります。
《心から》 の 《心》 の部分が 《♡》で表現されているのは
言葉遊びの表現です。
このハートの部分にも恐らくエナメル(赤色)が施されていたと思われます。
このような古い文字は、古文書学に精通していないと解読が大変難しいものになり、
通常は読むことができません。
800(1).jpg)
このような指輪は、婚約の指輪で、
司祭に祝福された後に結婚指輪として渡されたのです。
この中世の奥ゆかしい愛の表現はルーブル美術館に所蔵されている
有名な中世もタピストリーに現れています。
男性が愛をハートとして表現して、女性に差し出していますね。
このリングの特異性は15世紀という早い時期に
フランスの文化の中で既に芽生えていることです。
何故なら、通常、このようなリングはもっと後の時代、
17世紀〜18世紀にイギリスでポージーリングとして
一般的によく見られるようになる為です。
遠い日に結ばれた二人の愛の指輪、
小さく、薄く、繊細な作りですが、今日まで残っていてくれた奇跡に感謝したいです。
価格はお問い合わせください になっておりますが、
お求めやすい価格ですので
お気軽にお問い合わせくださいませ(^-^)