イタリアのジュエラー、大変希少なカステラーニのサインドピース、
考古学的様式のブローチとピアスのセットでとても使いやすいお品でしょう。
古代ジュエリーを思わせる繊細な金細工、宝石を使わずとも美しいジュエリーで、
キラキラと光る細かな金色の輝きと、細かな金細工の美しさに心奪われます。
カステラーニの歴史を少しお話しすると、1814年にローマで宝石店を開き、
1830年代初期までに考古学様式のジュエリーを作り始めていました。
1836年にエトルリアで古代遺跡が発掘されると、
教皇庁はそこで見つかったジュエリーを詳しく調べるようにとカステラーニに命じ、
さらに、カンパーナ公爵の膨大な古代美術のコレクションに接する機会も得ました。
カンパーナ公爵のコレクションは今は点在してしまっていますが、
当時は一箇所に揃っていたために、カステラーニは本物の古代ジュエリーを手に取り、
じっくりと研究する最高の機会に恵まれたのでした。
実際にカステラーニの製作した古代風ジュエリーは、今でこそ本物の古代ジュエリーとの違いがわかりますが、
19世紀には見分けがつかず、美術館に古代ジュエリーとして誤って収蔵されていたものもありました。
当時、カステラー二のデザインは大変人気があり、1867年のパリ万国博覧会では、
宝石商の「ほぼ全員」が考古学的様式の宝石をショーケースに展示していた程です。
手に取ると、古代ジュエリーの再現への情熱がひしひしと伝わってきます。
つや消しの質感も非常に細かく、実に柔らかく光を反射します、
宝石を使わずとも美しく、シックな佇まい、
柔らかな細い線で作り上げたような雰囲気で、
硬い金属でできている事が信じられないような質感です。
参考 こちらは大英博物館で展示されている紀元前5世紀のエトルリアのジュエリー。
このフィリグリーは細い金線からできており、
その他の部分は基本的に極小からの粒金でできています。
本物の古代ジュエリーと金の質は違いますが、
古代のジュエリーに似せた作品を作る事ができるよう、
よく研究して作られています。
砂金を敷き詰めたようなざらついた表面の質感や、
小さな流金、細い拠り線が、とても細かく輝き美しいです。
金という素材の可能性を改め感じさせてくれます。
裏面にはカステラーニの刻印があります。
こちらの本に類似作品が掲載されています。
参考 今回ご紹介しているブローチ&ピアスと類似のゴールドブローチ
参考 今回のような、丸いブローチとピアスのセット。
着用写真があまり綺麗に写っておりませんが、
丸い形のブローチとピアスのセットですので、宝石を使っておりませんので、
本当に使いやすいデザインです。
耳元、胸元に金の繊細な輝きを添えてくれます。
ドレスにもカジュアルにも気軽にお使いになれる
サインドピースの希少なジュエリーでしょう。
「価格はお問い合わせください」となっておりますが、
カステラーニをこの価格で紹介をしてしまってもよいのだろうか、、という意味での
「価格はお問い合わせください」です(^-^)
パリで小回りの効く買い付けをしており、
パリで直接オーナー様から買い付けをすることができましたので、
お値段は驚くほどお求めやすくなっております、
お気軽にお問い合わせください。