16世紀〜17世紀 スペイン ロッククリスタル ゴールドリング 百合の紋章
17世紀スペインの特別に希少な古の指輪です、
今までに、このタイプの指輪は資料では二つだけ見たことがあったのですが、
こうして実物を見るのは初めてになりますので、
アンティークディーラーとして出会えて嬉しい指輪です。
百合の紋章をモチーフにした指輪で、
紋章部分には美しくカットしたロッククリスタルがセットされていますが、
ダイヤモンドが極めて希少でしたから、
ロッククリスタルをダイヤモンドの変わりとしてセットしているのです。
貴族の持ち物であった、百合の紋章の指輪ですから、
いかにダイヤモンドが希少であったかがうかがえます。
ダイヤモンドの変わりといっても、
ダイヤモンドに見立てた、ゴツゴツとした厚みのある古いカットが実に良い雰囲気で
氷のような輝きを放つ古いロッククリスタルに魅了されます。
写真にロッククリスタルの美しさを捉えるのは難しく、
画像では白っぽく曇って写ってしまっているのですが、
実物は透明感の高い美しいロッククリスタルです。
百合の紋章の上下のひし形部分には透明度の高いロッククリスタルをセットして
それ以外の場所には、やや暗めの色のロッククリスタルをセットしており、
意図的な輝き、色合いの対比が美しいです。
古の指輪は、指輪から醸し出される雰囲気の良さに深い魅力がありますが、
この百合の紋章の指輪にも佇まいにも、
いつまでも眺めていたくなるような魅力があります。
16世紀〜17世紀スペインの当時の絵画、文学、などなど、
時代を楽しみにながら愛でていただきたい
希少な夢みる古のリングです。
17世紀、スペイン、この指輪の類似作品のロッククリスタルの百合の紋章の指輪です。
資料に掲載されていたものを参考にご覧ください。
こちらは、ルーブル美術館に所蔵されている百合の紋章のリングの類似作品です。
こちらの年代は16世紀となっています。
このリングですが、ロッククリスタルのカットや作りが
16世紀よりは17世紀のものに近く、見た瞬間に17世紀!と思いましたが、
あまりに珍しいために、参考例になる作品が少なく、16世紀の類似作品もありますので、
年代は16世紀〜17世紀とさせていただきます。
16世紀〜17世紀にかけて少しづつ細部のスタイルを変えて
作られていたリングかもしれません。



作品動画