古代ローマ 3世紀 シルバー リング 輝けるアポロン 二匹の蛇
力強く素晴らしいデザインの古代ローマのシルバーのリング、
初めて見るモデルの大変珍しい装飾です。
コンディションも極めてよく、
シルバーはゴールドと違い、傷みやすい素材の為に
ここまで綺麗な状態で残っているということは
とても珍しいことなのです。
一度内側にキュッと凹んだ、
丸い形のベゼルの中に表現されている男性は、
長い髪を持ち、後光がさしている表現で、
輝けるアポロンという意味を持つボイポスアポロンでしょう。
このように凹んだベゼルに神を表現しているのは極めて珍しいですし、
平らなベゼルにそのままアポロン神を表現するのではなく、
一度凹ませて中に表現しているところに
深淵の神を敬う古代ローマ人の気持ちを感じます。
フープは太い蛇の体で形成され、くさび形の模様が刻まれて蛇の鱗を表現しています。
蛇が4つの小さな玉と一緒にベゼルを咥えているデザインです。
内側は空洞になっており、見た目よりも軽い作りです。
蛇はアポロン神の聖獣でもありますから、
アポロン神を敬い、加護を願ったデザインの指輪と言えます。
力強いデザインの指輪ですが、
10号ですので女性も身につけることが出来ます。
コレクションとしてもまたとない美しいリングでしょう。