数あるアールデコリングの中でも、このモデルはとても珍しくて
しかもよく出来たデザインですから、もう仕入れるしかないと思って仕入れました。
沢山アンティークジュエリーを見ていると、
このタイプのモデルは前にも見たな、、とか出てくるのですが、
その中でも作りが良かったり、デザインに独創性が感じられるポイントがあったり、
全体のバランスが良かったり、素材が良かったり、
いろいろな視点からみて良いジュエリーを厳選して仕入れています。
このアールデコリングは、今までに見たことがないモデルで、
前方にせり出したボリュームのあるデザインで、その凹凸を生かして
中央、縦に4石のダイヤモンドをセットしていますが、
上下のベゼルの本当に淵ギリギリまで使って、
ダイヤモンドをくるっと180度セットしているので
思わず手をヒラヒラさせて、立体的な作りを楽しんでしまいます。
そして、ダイヤモンド両脇の美しいカリブレカットのルビー、
このルビーのセッティングも素晴らしいですね、
ベゼルの山のようなカーブに合わせつつ、
放射状にせり出してルビーをきっちり隙間なくセットしています。
この盛り上がった絶妙のセッティングから放たれるルビーの赤い輝きが実に美しいです。
ルビーとルビーの間にある金色のボールもデザイン上、
大変よく効いたキュートなアクセントになっていると思います。
アールデコリングは格好いいイメージの
キリッとしたデザインが多いものですが、
こちらのリングは、格好良いけれど、
同時に可愛いくもあるという絶妙のバランスが感じられる
珍しいアールデコリングだと思います。
ルビーがとっても綺麗な赤色で、どこか女性らしさを感じさせるアールデコリングです。

せり出した放射状のベゼルに合わせたルビーの
ぴったりとしたセッティングが素晴らしく
石の中を光が駆け抜ける様子が赤い炎が踊る様で綺麗です。

このように合計4石のダイヤモンドがくるりと淵のギリギリまでセットされています。

丸みを帯びてややせり出したデザインです。

格好いいイメージが多いアールデコのリングですが、
このリングは赤いルビーが効いており、
どことなく苺っぽい可愛さも同時に感じさせる
珍しいデザインです(^-^)