1830年頃 エナメル パリュール ピアス ネックレス
美しいエナメルのパリュールをご紹介致します。
赤い型押しの皮のアンティークボックス入りですが、
アンティークボックス入りというだけで、
仕入れの時は毎回、開ける前からワクワクしてしまいます(^-^)
アンティークボックスを開けると、
こんなにも美しいパリュールが、、、
このようなお品を見ると、残っていてくれてありがとうという
感謝の気持ちでいっぱいになってしまいます(^-^)
大変華やかな1830年頃のフランスの希少なジュエリーで、
本当にこのようなパリュールはもう残っておりませんし、
見つけることも本当に難しいのです。
落ち着いた色合いの古の美しい金に
多彩なエナメルで花々が表現され、
宝石を使っていないのに息を飲む様な美しさ、
一つ一つの彫金のデザイン自体は同じですが、
エナメルでの色つけが全て違いますので、
それぞれが違う花束なのです(^-^)
気軽につけられるお品ではありませんが、
身につけた時に醸し出される特別な雰囲気は
身につける女性を一際輝かせ、幸せにしてくれることでしょう。
ジュエリーとは、身につける者を幸せにして
力を与えてくれる存在ということを改めて感じます。
半透明の艶やかな僅かに膨らんだエナメルで、息を飲む様な美しさで、
多彩で鮮やかな花が表現されています。
微妙なグラデーションで表現されている花もあり、
パーツ自体は同じデザインでありながら、
色つけが一つ一つ違いますので、
ついついじっくり眺めてしまいます。
職人技が光るアンティークジュエリーを見ていると
強く胸を打たれます。
ピアスは後ろから前へカチッとつけるタイプで
落とす心配がありません。
このようなパリュールは、
別々で販売した方がビジネスとしては効率が良い為に
ネックレスとピアスがバラバラになっていることが多いです。
ですから、2つがきちんとオリジナルボックスに入って残っていることは
大変幸運なことなのです。
美しいだけではなく運も良いジュエリーですから、
幸運をもたらしてくれることでしょう。
金具はスライドさせて使います。
金がずっと希少であった19世紀初期のお品らしく
薄い金の作りですが、
コンディションは大変良いです。
ネックレスはこのように二つのパーツに分かれます。
一応ブレスレットとして使える様になっているのですが、
サイズが大きすぎて、
かなり厚手の洋服をお召しになっている時以外は
身につけることはできないと思います。
手首の細い方は厚手のお洋服をお召しになっていても
着用が難しいと思います。
当時はドレスの上から着用しましたので、
このようなかなり大きめサイズのブレスレットも多くあります。
身につけられる機会はないかもしれませんが、
このような作りもアンティークらしくて
嬉しくなってしまいます。
身につけるとこのような雰囲気で大変華やかなのですが、
不思議と嫌味ではなく派手でもありません、
ただひたすらに美しく素晴らしいです。
一つのパーツは2.9cm×3.9cmと大きめですので、
サイズ変更の為にパーツを外すと
バランスが崩れることが予想されますので
サイズ変更は出来ません。
ピアスは下の大きなパーツが外せる様になっていますので、
小さなパーツで日常で楽しむことができます(^-^)
パリュールの残り香のようでいいですね。
作品動画